小学校受験・中学校受験を終えて
中学校受験指導をすると、小学校1年生から身に付けて置かねばならないことが浮き彫りになります。
第1に宿題を含む自立学習の習慣です。
宿題は1人で進められる子にしておかねばなりません。
宿題や自立学習をする際に、分からなければすぐに調べられる参考書や電子辞典などが用意されていることが大切です。
自立学習の習慣は4歳から6歳が最も付きやすいと思います。
親御さんが口出しをしすぎてやる気を失う子もいますので、その点だけは要注意です。
その点さえ注意なされば小学校からは1人で出来るようになります。
小学校1年生から宿題を始められた方は2年生まで付き添いましょう。
つまり、自立して1人で学べる体制作りのためです。
この体制を小学4年生までに作ることが出来ます。
そこから中学受験体制は勿論のこと、公立中学で勉強において困ることは出てこないでしょう。
但し、それは3歳まで1日5冊以上の読み聞かせをしてきた方の場合です。
してこなかった場合は、国語だけは小学6年生まで読解力を付けていく地道な努力を続けるべきです。
MIRAIでは3月からこの読解力の宿題をレベル別に出させて頂き、各自の読解力のレベルで小学6年生までにできるだけ高い水準へと進めていきます。
中学生になって、理科・社会の教科を筆頭に、テストで何を聞いているのかが分からないレベルの子を沢山見てきました。
3歳までの絵本がここまで影響するのです。
困るのは子ども達です。
宿題のご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
側にいてあげるだけで良いのです。
分からない問題は青い星印を付けてそのままお出しください。
教室で講師が一緒に解きます。
小学校受験では、3歳までの絵本の読み聞かせによる言葉の理解力の違いと問題に対する記憶力が、浮き彫りになりました。
やはり、絵本と親の言語は子ども達の学びの世界への入り口なのだと実感しました。