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33年間0歳から18歳までの生徒を指導してきて思うこと
IQ=環境(家庭教育・公教育・社会教育)+DNA
は知能指数(IQ)をこのように捉えています。
IQが高いから頭が良いのではなく、高めたIQで何をするかが肝心なのです。
知能は世の中のためになるように使ってこそ、頭が良いといえるのではないでしょうか。
我々私塾は、社会教育に位置づけられます。
家庭教育と、学校教育以外の教育内容を与えることを目的としています。
しかし、家庭教育と学校教育が上手く循環していなければその補てんが先になります。
そうなると、学力を上げる前の段階になります。
家庭教育とは、子どもが学校や社会で他人に迷惑をかけないようにモラルとマナーをしつけることです。
私は学校教育とは、協力して1つのことをやり遂げる喜びを学ぶこと・各学科を通して思考力をつけることだと捉えており、社会教育(塾)とは、好きなこと、まだ足りないことを自ら学ぶことで能力を高めることだと捉えています。
もし、保護者が公教育のみや社会教育のみに頼ろうとすればIQの飛躍はみられません。
環境を整えるとは、3つの教育の場を整えるということなのです。
DNAが良くても、環境が整っていなければ宝の持ち腐れになることは否めないのです。
平成25年度当校のIQ結果は、220名の3歳児~6歳児において入会時の平均は102Pで、入会1年後の平均は121P。
そして入会3年目以上の平均は134Pとなりました。
最高は162Pでした。6歳までに3年以上学んでいるということは、0歳から、もしくは遅くとも3歳までに入会された方々であるということです。
6歳までに90%の脳が完成するといわれる時期に家庭教育に社会教育も加え、能力を高めてこられた結果だと思います。
33年間0歳児から18歳までの生徒達を指導してきて思うことは、脳は6歳までの教育が肝心で、その後は夢を追える環境が大切だということです。
5歳で既に頭が固い子
5歳と言えば、何でも見たい聞きたい知りたい年頃です。
でも既に「何も知りたくないし、聞きたくない。」だから、見るだけで手を出そうともしないお子さんがいます。
どうしてこのような5歳児ができてしまったのでしょうか?
それは怒られ続けて育った子だからです。
子どもが本来持っている探究心が壊されてしまっているのです。
実際こういったお子さんの頭皮自体も硬いです。
学習の指導に当たらせていただく私運営しておりますMIRAIスクールの講師陣は
「この子は勉強ができないな。」とは思いません。
「この子はまだ5歳なのに頭がカチカチに固いな。」と感じるのです。
誉めて育てた方が得することばかりです。
ある時1人のお父さんが「母親があまりに怒ってばかりいるので、家庭が暗くなります。だめですよね?!先生、その点を妻に分からせてください。」
とおっしゃられました。
お母さんは家族の太陽です。
いつも晴天であるからこそ、雷を落とした時に効き目があるのです。
勿論、いつもいつも笑顔ではいられません。
ならば、叱る時は「怒るのではなく、叱って諭すを心がけよう!!」と思って下さい。
1年に1度ぐらいは雷が落ちる日があってもいいのかもしれません。
但し、穏やかな性格のお子さんは、穏やかな家庭で育ったお子さんであることは否めません。
”幼児(2歳から6歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント”をご紹介します。
”幼児(2歳から6歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント”をご紹介します。
第1に
必ず口元を見せてたくさん話しかけること。
第2に
絵本を毎日10冊以上読んであげること。
第3に
五感が高まるような生活をすること。
これらの事を私の運営しておりますMIRAIスクールでは推奨しております。
まだ実践されておられない方は是非実践してみてください。
乳児(0歳から2歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント
”乳児(0歳から2歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント”をご紹介します。
第1に
横抱っこではなく縦抱っこをする。
また赤ちゃんの身体全体を毎日できるだけたくさん触ること。
第2に
必ず口元を見せてたくさん話しかけること。
第3に
絵本を毎日10冊以上読んであげること。
これらの事を私の運営しておりますMIRAIスクールでは推奨しております。
まだ実践されておられない方は是非実践してみてください。
子どもの目が輝く時…
親は「我が子が目をキラキラさせながら、新しいことを学んでいってくれたらいいなあ。」
と思うものでしょう。
でも、子どもを誉めずに怒ってばかり育てると、
子どもの目は見事に雲がかかったようなぼやけた目になります!
その分岐点が4歳です。
4歳で目が曇るなんてことがあるのでしょうか?
『あるんです!』もっと怖いのは、親は我が子と毎日接しているので、
目の曇りに気が付かなくなることなのです。
親自身が、学ぶことを楽しんでいる姿を見せること。
誉めること。
(ママを誉めてくださる人も必要です。)
これで、子どもは大きく変わっていけます!!
ご自分が誉めて育てて頂けなかった場合は、尚更お子さんを誉めてください。
幸せな子どもの育み方と東大
私は32年間自分の教室で、2万組の親子を見てきました。
その中でも特に思い出に残る親子が2組います。
1組目は「先生、この子東大にいけますか?!」と、
2歳の男の子を前にお母さんが真顔で何度も言ってこられた親子。
『お母さん。東大にこの子が本気で行きたいと思うようになったなら、
いける日が来るかもしれません。
しかし、今のお母さんの言動を直さなければ東大にたどりつく前にこの子の心が壊れてしまいす!』
と、私はお答えしました。
この親子は男の子が生後3ヶ月の頃お母さんが入院され、
2歳になってやっと一緒に暮らせるようにられたそうです。
私は、この子が2歳3ヶ月の時出会いました。
既に心が壊れ広汎性発達障害の中の小児期崩壊性障害だと思いました。
乳児の知能は、心の発達からなされていきます。
大切な0歳から3歳のときに、大人が関わり方を間違うと2歳で既に心が壊れ身体的成長も遅れがちになるのです。
0歳から3歳児の心を作るとは、親の言動そのものなのです。
常に美しい言動を心がけましょう!!
4歳からは感性を育てることが大切です。
豊かな感性を育てるとは、大人が子どもに素敵な美しい世界観を見せていくことではないでしょうか?
限られた時間の中でも美しい自然や美しい物、美しい言動の人に出会わせ環境を整えていくのが大人の役目ではないでしょうか。
2組目の親子は、実際に東大に合格した女の子とお母さんです。
5歳で初めて出会いました。
今で言う場面緘黙症(外では何も話せなくなるが家では話す心因性からくる脳の障害)でした。
お母さんが「この子は外ではまったく話しませんが、荒関先生には少しお話をするようで驚きました。」
とおっしゃってくださいました。
私は、どんな子どもにも心と脳を見て話すようにしています。
脳を見るとは、後ろに隠れているその子の親子関係です。
脳は怒られて育ったり、夫婦問題や嫁姑問題を見聞きして育っていると萎縮して固まっているように感じるのです。
この女の子のお母さんと、そんなお話をして根本を解決して頂きました。
中学生ぐらいから徐々に友達ともお話ができ、その後無事東大に合格しました。
東大に合格したから幸せになるのではありません。
脳が安心して育まれる環境があることこそが、幸せの根源なのです。
教師は最大の教育環境
『昆虫記』で名高い博物学者ファーブルは授業において大事なことを「教師が、何を教えたかうまく理解させたかということではない。
生徒の眠っている能力を呼び覚ますことを教師ができたかなのだ。
つまり教師は点か火花であることだ。」とこう記しています。
私は、教えることに息詰まった時この言葉をいつも思い出します。
『教師である自分自身が、起爆剤になれるエネルギーを今もっているのか?
生徒が理解することにこだわりすぎてはいないか?』と、自分に問うのです。
我々私塾の教師が、1人の生徒さんと関われる時間は週に1~2時間です。
限られた時間の中で、より分かりやすく教えさせていただくのは勿論ですがやはり、「もっともっと学びたい!」と感じてもらえるものが与えられる教師であり続けたいと思っています。
全国のエンジェルコスモの教師陣が、生徒さんの能力向上の点か火花になることを今後も願っています。
受験と感性とは?!
小学校受験と感性がどのように関係していると思われますか?
直営校MRIAIでは小学校受験コースの名前をスパークリングと命名しました。
その理由は、『子どもらしく輝くように』との願いからです。
小学校受験は、ほとんどの学校がマイナス方式で採点します。
マイナスのしようがない位の子どもたちが集まったとしたら、次は輝きの有る子どもが合格することに私は気がつきました。
5~6歳の子どもの輝きとは・・・「豊かな感性」から出てくるものだと思います。
では、どのようにしたら感性は磨けるのでしょうか?
幼児期の子どもにとって特に効果的なことは、五感を高めることだと思います。
つまり、本物の美しいものを見せ(視覚)美しい言葉・音楽・音を聞かせ(聴覚)美味しい手作りの食べ物を自然の中で家族と食べたり(味覚)さまざまな自然の良い匂いを嗅ぐこと(嗅覚)だと思います。
最後に触覚を高めるために最も大切なのは、お母さんとのスキンシップです。
これが充分出来ていてこそ、他の4つの感覚が伸びるのです。
また、犬や猫などの生き物を飼うこと。
虫取りをすること。
魚釣りをすること。
これら生き物を直接触る経験を増やすことは、触覚を高めることに繋がります。
感性を育むとは、五感を高めることに他ならないのです。
海は五感を高めます!!
潮干狩りや磯遊びは五感を高めるのに最高です。
肌を抜けていく潮風や足元の波は触覚を高めます。
潮の香りは嗅覚を高めます。
地平線を見つめたり、足元の波を見つめれば視覚が高められます。
波の音や海鳥の鳴き声は聴覚を高めます。
そして、海で食べるおにぎりは味覚をより高めます!
高い知能を育むためには、知育プラス五感を高める遊びの環境が重要です。
また、日本には四季があります。
四季を感じる行事をパパやママが大切にされることで、子どもの五感はより育まれていくのです。
保育園の役割とは
保育とは「保育に欠ける乳幼児を保護し育む所」と概念付けられています。
幼児教育や家庭教育をするところではありません。
特に人間にとって重要な0歳~3歳。
この年齢までは、本来家庭で母親の元充分なスキンシップと語りかけが必要です。
尚更、ママが怠ってはいけないことです。
つまり、保育園は3歳までに家庭でやるべきこと以外を本来は実施すべき所ですから、
保育園で洋服の着脱が上手にできるようになったり、トイレが1人でできるようになるためにも、
その前にママのスキンシップとたくさんの語りかけが必要なのです。
お子さんを理解力が高い子に育むには、毎日絵本1 0 冊を目標に読んで差し上げましょう。
また、入浴タイムを大切にし、親子で触れ合いながら対話を楽しみましょう。
そして、本来の保育園の目的と家庭の役割を忘れず大切な乳幼児期を過ごしましょう。
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