優しくて美しい言葉と人の巡り合せ
「人の悪口を言ってはいけません。幸せが逃げます。」これが私の母の口癖でした。
昔から悪口は、全て自分に戻ってくるとも言われています。
また、嫌いな人が身近にいるというのは、自分にもその嫌な部分に近い箇所がある。ということだともいわれています。
私は、この10 年間嫌いな人が1 人もいません。というより、良い人にしか出会わないのです。
年を重ねていくと、誰でもそうなるものなのか否か。
先日高校の同窓会があり、周りの雑談を聞いていると「あの人が嫌だ。この人がこうだ。」といった話が飛び交っていました。
『あれれ?私には嫌いな人がいないなあ?!反対に好きな人ばかりになったなあ!何がどうなって変わって行ったのかなあ・・・?』
嫌なことや辛いことがあると、いつも聞いてもらっていた親友に最近会いに行く回数もめっきり減っていました。
私自身が変わった言動・・・それは、単純に好きなことだけをするために、少しでもいやだと思っていたことをやめたこと。
そのために人やお金、物に対する執着を捨てたことにあると思います。
20 代から40 代までは、野望もあり執着心もあったと思います。
41 歳の誕生日に『あれー!あと19 年で60 歳だよー!これは、まずい!あと19 年どう生きるー?!』
こう言って一人で驚いて叫んでいたことを鮮明に覚えています。
あの日から15 年が瞬く間に過ぎ去りました。
気づけば大勢の好きな人に囲まれ、好きな仕事をさせて頂いています。
強くならなくては、他の人にまで優しくできる本当の優しさはでてこないのです。
私は、もっともっと強くなりたいです。
そして、優しくて美しい言葉で子ども達や講師陣を育み、楽しく生きて行きたいと思っています。
この先生のために!
皆さんには『この先生のために宿題をやっていこう!』と思わせてくださった先生がいらっしゃいましたか?
私には、1 人だけいらっしゃいました。
その先生は宿題管理簿をしっかりつけておられ『先生って大変だなあ、クラス全員の宿題の提出状況を記帳し続け、管理していく責任があるんだから。』という感想を小学生の時に既に持たせて頂くことができた方でした。
私は、22 歳で大手FCの塾を開業した際に最初に決めたことがあります。
それは、生徒ひとり一人の良いところを誉め「この先生が言うなら、この先生のために宿題をやっていこう!」と思ってもらえる先生になるということです。
その結果5年でFC25,000 教室の中で2 位の指導力と、5 位の生徒数に最短期間でなることが出来ました。
人は大人も子どもも「この人のために!」という人に巡り会えるのは、親の徳だと生徒さん達を見てきて強く感じています。
子どものために親こそ、徳を積むことを大切に生きて行きたいものです。