一流の人は刷り込みを修正する
【スティーブ・シーボルトの言葉より】
私が知り合った一流の人の多くは「子どものころに植えつけられた信念が好ましくなかった」と告白する。
しかし、彼らはそう言いつつも、
自分に影響を与えた親や教師が、そのときの意識のレベルをもとに最善を尽くしてくれたことに感謝する。
過去を振り返って誰かを批判するのは簡単だが、一流の人はその必要性を感じない。
彼らは自分が受けた刷り込みを修正する決意をし、自分を強化する思考、哲学、習慣と取り換える。
二流の人は刷り込みの修正という考え方に興味を示さない。
刷り込みの内容がどんなに劣悪でも、彼らは子どものころに教え込まれたことにしがみつく。
一流の人は刷り込みの修正を2つの方法で行う。
セルフトークとイメージトレーニングだ。
●自分に語りかける言葉を二流のレベルから一流のレベルにグレードアップする。
ポジティブなセルフトークのフレーズを用意して、自分に変化が起こるまで毎日それを繰り返す。
●心の画像の力をフルに活用する。
ポジティブなイメージトレーニングを実行して思いどおりに物事が展開するように工夫する。
以上2つの方法を組み合わせると、心の持ち方が大きく好転する。
しかし残念ながら、ほとんどの人はこのコンセプトに気づいてない。
その理由は、それがあまりにも単純だからだ。
一流の人はこの2つの方法で刷り込みを修正し、精神力をますます強化する。
著者 -スティーブ・シーボルド-
アメリカの経営コンサルタント。
学生時代に一流の人の研究を開始し、20年後に成果を発表して注目を集める。
現在、能力開発の第一人者として世界の優良企業で社員研修を担当し、大勢の人材を育成する。
主なクライアントはトヨタ自動車、ボルボ、ジョンソン・エンド・ジョンソン。
セミナーは常に絶大な人気を博し、世界の講演者の収入上位1%に入る。
米ABC、英BBC、豪NBCなどのトーク番組に出演して成功の秘訣を伝授する。
私生活では慈善活動に積極的に関わり、社会的弱者の救済に尽力する。
教育という素晴らしい仕事を
34年間続けさせていただいてまりました。
その間には、受験戦争といわれる時代もありました。
現代の日本の教育では、生きる力こそ必要とされています。
若年性うつ病、いじめ、自殺、そうしたもの全てが大人の社会の縮図です。
私は、子ども達に「生きる天才や秀才」になってほしいと思い続けてきました。
その根本が、親の美しく正しい日本語での語りかけだと感じています。
想像力の源は言語からです。
そしてそこから、形や数をおりまぜイメージしていくことで子どもの創造力へと培われていくのです。
子どもにとって遊びが大切な理由はここにあるのです。
脳が90%でき上がるといわれる6歳までに、手足を使っての遊びが想像力と創造力を育むのです。
絵本が大切な理由も、語彙量が多ければ多いほどイメージがわきやすいからです。
勿論文字からだけではなく、ママが物の持つ概念を含め日々語りかけることが重要です。