いのち

「子供たちに、いのちはどこにあるでしょう?」と聞くと「いのちは心臓にある。」と答えます。
「いのちは君たちが使える時間のことだよ。
今は自分の成長のために使っているけれど大きくなったら誰かのために時間を使うことが生きていくということだよ。」と、今年100歳を迎える日本のユニセフ大使の日野さんはおっしゃられています。
日野さんは95歳のときにユニセフ大使に就任されました。
「世界には5歳の誕生日すら迎えられない子どもがたくさんおり、そういった子どもたちのために残りの時間を使いたい。」と思われたそうです。
私はユニセフのマンスリー支援者になって毎月小額ながらお金を送り続けて10年が経ちます。
ハロウインやクリスマスなど毎年のイベント時は、必ず募金箱を用意し他の人からも募金を募ります。
集まった数百人の子供たちに、世界中でおきている痛ましい子供たちの状況を話します。
今の日本の幸せな状況に気づいてもらいその現状に感謝するとともに、募金をすることでユニセフの存在を知ってもらってきました。
私はスクール業を32年間続けてきましたが、『子供たちに教育を受けることで幸せになってほしい。』とずっと思ってきました。
そして、週1回の限られたレッスン時間の中で何ができるのであろうかと常に自問自答し続けてきました。
まずは週に1回でもしっかりほめられたらやる気をもってその週をすごしてくれるはず・・・
週に1回だからこそやってきた宿題にはしっかりコメントをして喜んでもらおう!
週に1回だから成長の度合いが保護者より感じやすい。だからからそれを保護者に伝えよう!
こうした少しずつの積み重ねを25年間続けてきた7年前、最初の教え子の子どもがわが子を入会させるために私のエンジェルコスモの教室を訪れたのです。
彼女は大学卒業後幼稚園教諭になり、その後結婚をし妻となり3人の母となりました。
今は3人の子供達のために時間を使っています。普通はそれだけで手一杯です。
しかし私のしてきた教育が間違っていなければ、彼女が命をそそいでいる子ども達はきっと誰かのために時間を使うことのできる大人に育つはずです。
私のいのちは教育を通して次の世代のいのちに受け継がれ世界をより良くしていくことに通じていけることを願っています。
教育は100年の計ですが、100年先の結果がより幸せでありますように。



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