2008年 1月号

世の中は連日痛ましい事件が起きています。
幼い子供の命を脅かす事件が起きるたびに私は、その事件を起こした犯人の乳幼児期はどうであったかと考えます。
自分の子供を大切に育てても、間違った育て方をされた人間に殺されてしまうことが多々起きている現代です。
どうしてこうも多いのでしょうか?!
私は人間の脳について学んできた中で、2つの特徴だったことに気づきました。
1つは妊娠中の母親の胎内にいる間に母親のストレスの影響で、体内の子供の脳にダメージを与えてしまうということ。
それは、脳の中の感情をコントロールする部位を傷つけられて子供が生まれてきていると思われます。
しかし、見た目でそのことは断定できませんから、健常児として普通学級において生活をしていきます。
しかし、感情のコントロールを上手にできませんから突然叫んだり、物を壊したり、逃げ出したりします。
こういう形で生まれてきた子供が2~3人クラスにいれば、まさに小学校で現在起きている学級崩壊というのもうなずけます。
そしてそのまま中学生になり、様々な形の問題となって表面化してきていると思われるのです。
もう1つは、人間の男性には本来戦う因子が女性の数倍組み込まれていると仮説をたてています。
それ故に太古の昔から狩をし続けてきました。
また、何度も戦争を行ってきました。
プロレス・K1などを好みます。
その戦う因子をおさえ、それを人に負けない物事への努力という形に昇華させる力、それが想像力です。
その第一歩が母親の言葉がけであり、多くの暖かい対話であり絵本の読み聞かせなのです。
このことは感情をつかさどる前頭葉への刺激となり、感情をコントロールできるように育つ基礎となっていくと考えます。
小学校受験の当日、男の子同士で取っ組み合いのケンカをし子達がいたことを聞いたことがあります。
自分の子を大切に育てても、他からの攻撃の対処法を知らないと巻き込まれてしまいます。
兄弟姉妹がいたとしても年が離れていたりすると、アクシデントの時の対処法に慣れていない場合もあります。
日頃より大切なポイントでは「君子危うきに近寄らず」の意味などをしっかりと身につけさせてあげておいてください。

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