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毎日あったらいいのにね!
先日MIRAIに通う生徒さんから頂いた嬉しい一言です。
毎日たくさんの生徒さんと触れ合う中でいつも感じることがあります。
それは、子供たちにとって「好き」に勝る教材はないということです。
子ども達の能力を伸ばしてあげる上で一番大切なものは何でしょう。
良い教材でしょうか。優れた講師でしょうか。
私は「好き!楽しい!」と感じられる心だと思います。
新幹線のことなら何でも知っている男の子。世界中の国旗を覚えている小学生。
なんでそんなことができるのでしょうか。それは「好き」だからです。
子ども達が「楽しい!」「もっと知りたい!」そう感じた瞬間が何よりも吸収力を高めてくれるのです。
私たち講師はただ知識を伝えるのではなく、子ども達への動機づけをしっかりとしてあげることで「自学できる子」を育てていきます。
子ども達の「毎日あったらいいのにね!」そんな言葉であふれるMIRAIであり続けたいと思います。
34年目の日本の受験
小中高校受験指導を始めて来年で34年目の1月を迎えます。
受験生と親御さんの取り組み方は両者ともに、確実に変わってきています。
良くなったと思われるのは、子どもの自主性を重んじるようになられてきているという点です。
これは、先の見えない現代の社会を生き抜いておられるからこそではないでしょうか。
15年ぐらい前までは、偏差値の高い大学を出れば良い職場に入社できました。
しかし、現代の日本の企業では研究職でない限り偏差値だけでは入社すらできません。
人より秀でた発想力とそれを形にするまでの精神力。
または、人と違ったイメージ力とそれを形にするコミュニケーション力。
これらが重要になってきています。
なぜなら、日本はお金さえ出せば手に入らないものはなくなったからです。
だからこそ、人々が欲しているのは人間としてのぬくもりをサービスとして提供してくれる物と場所だと思います。
私の住むここ浜松は、日本でも有名な企業が誕生した場所です。
HONDA・ヤマハ・スズキ・ホトニクス等全て世界シェアを持つ企業です。
類まれな発想力とイメージ力そして、あきらめない根性からオートバイや車が開発されてきました。
こうした企業が出現した頃と、現代は何が変わってしまったというのでしょうか。
私は、学校教育が変わらなかったことが1番の問題だったと思っています。
34年前の日本の進学は受験戦争といわれるほど、良い高校良い大学へと言われていました。その当時の受験生が今40代50代を迎え、毎年3万人以上の男性の自殺者が出ています。
学校教育で培ったものが早いスピードで変わり行く日本の社会に取り残されてしまったというのでしょうか。
私は34年前から保護者様には『子どもが好きなものが何であるかが分かる子に育ててください。』といい続けて来ました。
いくら偏差値の高い大学に進学しても、自分が何が好きなのかが分かっていない若者を沢山みてきました。
これでは、学校でいくら勉強ができても社会にでるときになって先が見えなくなってしまいます。
ではどうやって好きなものに気づかせるかといえば、一緒に遊ぶことです。
工作、ボール遊び、数ゲーム遊び、水遊び、レゴや積み木、パズル、塗り絵、釣り、サイクリング等々です。
そうした遊びの中で子どもに1人でできた喜びを与え、要所要所で誉めていくのです。
幼少期のこうした遊びが、成人してからの思考の大きな糧になっていくのです。
家庭教育と国語力
家庭ですべき教育というのは、しつけとモラルを教えることだと思います。
家庭でこの2つを教えられていない子どもが年々増え、公教育がとても難しくなっているそうです。
しつけとモラルを教えるのには、親の姿から学ばせることが基本です。
また、しつけとモラルの持つ意味を親が子どもに話してあげることこそ重要だと思います。
親は行動を分かりやすく言語化できる力が必要です。
「靴は揃えて上がりましょう。」
と、言うだけではなく
「次の人が靴を脱いで上がる時気持ちよく上がれるように、自分の靴は揃え出かけるときに出やすいよう向きを変えて隅におきましょう。」
などと、次の誰かをイメージさせる具体的言動を親はすべきでしょう。
しつけやモラルは学校生活、社会生活をする上で子どもの言動の基本となります。
子どもの国語力=親の言語力=親のイメージ力といえるのではないでしょうか。
お恥ずかしいことに静岡県は、全国学力テスト小学6年生国語Aのテストで、全国最下位でした。
これは、乳幼児期における親の語りかけの量に大変要因があると思います。
今こそ基本に立ち戻り、語りかけと絵本の読み聞かせで言語能力を伸ばしましょう。
しつけとモラルを理解しやすい子どもに成長すると思います。
そして、国語力もぐんぐん伸びることでしょう。
エンジェルコスモ卒業生は、作文で文部科学大臣賞を受賞している子を輩出している程なのですから。
保育士・幼稚園教諭の資質
大手求人サイトでは、求人している園側の求める資質として
1、子どもの様子を観察し、瞬時に判断して行動できる人物
2、保護者に対して感覚的主観的ではなく事実を客観的に根拠を持って語れる人物
と、しています。
これらは、人間相手の職業であるならばほとんどに当てはまると思います。
こういう資質はどこで養われるかといえば、根本は家庭です。
また、公教育では学校生活そのものです。
そして1・2を養えるような部活動です。
ここでのしつけとモラルの教育とそれに対する要求からだと思います。
家庭教育+公教育+第3の場(社会教育であるエンジェルコスモなど)です。
33年間0歳から18歳までの生徒を指導してきて思うこと
IQ=環境(家庭教育・公教育・社会教育)+DNA
は知能指数(IQ)をこのように捉えています。
IQが高いから頭が良いのではなく、高めたIQで何をするかが肝心なのです。
知能は世の中のためになるように使ってこそ、頭が良いといえるのではないでしょうか。
我々私塾は、社会教育に位置づけられます。
家庭教育と、学校教育以外の教育内容を与えることを目的としています。
しかし、家庭教育と学校教育が上手く循環していなければその補てんが先になります。
そうなると、学力を上げる前の段階になります。
家庭教育とは、子どもが学校や社会で他人に迷惑をかけないようにモラルとマナーをしつけることです。
私は学校教育とは、協力して1つのことをやり遂げる喜びを学ぶこと・各学科を通して思考力をつけることだと捉えており、社会教育(塾)とは、好きなこと、まだ足りないことを自ら学ぶことで能力を高めることだと捉えています。
もし、保護者が公教育のみや社会教育のみに頼ろうとすればIQの飛躍はみられません。
環境を整えるとは、3つの教育の場を整えるということなのです。
DNAが良くても、環境が整っていなければ宝の持ち腐れになることは否めないのです。
平成25年度当校のIQ結果は、220名の3歳児~6歳児において入会時の平均は102Pで、入会1年後の平均は121P。
そして入会3年目以上の平均は134Pとなりました。
最高は162Pでした。6歳までに3年以上学んでいるということは、0歳から、もしくは遅くとも3歳までに入会された方々であるということです。
6歳までに90%の脳が完成するといわれる時期に家庭教育に社会教育も加え、能力を高めてこられた結果だと思います。
33年間0歳児から18歳までの生徒達を指導してきて思うことは、脳は6歳までの教育が肝心で、その後は夢を追える環境が大切だということです。
5歳で既に頭が固い子
5歳と言えば、何でも見たい聞きたい知りたい年頃です。
でも既に「何も知りたくないし、聞きたくない。」だから、見るだけで手を出そうともしないお子さんがいます。
どうしてこのような5歳児ができてしまったのでしょうか?
それは怒られ続けて育った子だからです。
子どもが本来持っている探究心が壊されてしまっているのです。
実際こういったお子さんの頭皮自体も硬いです。
学習の指導に当たらせていただく私運営しておりますMIRAIスクールの講師陣は
「この子は勉強ができないな。」とは思いません。
「この子はまだ5歳なのに頭がカチカチに固いな。」と感じるのです。
誉めて育てた方が得することばかりです。
ある時1人のお父さんが「母親があまりに怒ってばかりいるので、家庭が暗くなります。だめですよね?!先生、その点を妻に分からせてください。」
とおっしゃられました。
お母さんは家族の太陽です。
いつも晴天であるからこそ、雷を落とした時に効き目があるのです。
勿論、いつもいつも笑顔ではいられません。
ならば、叱る時は「怒るのではなく、叱って諭すを心がけよう!!」と思って下さい。
1年に1度ぐらいは雷が落ちる日があってもいいのかもしれません。
但し、穏やかな性格のお子さんは、穏やかな家庭で育ったお子さんであることは否めません。
”幼児(2歳から6歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント”をご紹介します。
”幼児(2歳から6歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント”をご紹介します。
第1に
必ず口元を見せてたくさん話しかけること。
第2に
絵本を毎日10冊以上読んであげること。
第3に
五感が高まるような生活をすること。
これらの事を私の運営しておりますMIRAIスクールでは推奨しております。
まだ実践されておられない方は是非実践してみてください。
乳児(0歳から2歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント
”乳児(0歳から2歳)の心身と知能育成にとって大切な3つのポイント”をご紹介します。
第1に
横抱っこではなく縦抱っこをする。
また赤ちゃんの身体全体を毎日できるだけたくさん触ること。
第2に
必ず口元を見せてたくさん話しかけること。
第3に
絵本を毎日10冊以上読んであげること。
これらの事を私の運営しておりますMIRAIスクールでは推奨しております。
まだ実践されておられない方は是非実践してみてください。
子どもの目が輝く時…
親は「我が子が目をキラキラさせながら、新しいことを学んでいってくれたらいいなあ。」
と思うものでしょう。
でも、子どもを誉めずに怒ってばかり育てると、
子どもの目は見事に雲がかかったようなぼやけた目になります!
その分岐点が4歳です。
4歳で目が曇るなんてことがあるのでしょうか?
『あるんです!』もっと怖いのは、親は我が子と毎日接しているので、
目の曇りに気が付かなくなることなのです。
親自身が、学ぶことを楽しんでいる姿を見せること。
誉めること。
(ママを誉めてくださる人も必要です。)
これで、子どもは大きく変わっていけます!!
ご自分が誉めて育てて頂けなかった場合は、尚更お子さんを誉めてください。
幸せな子どもの育み方と東大
私は32年間自分の教室で、2万組の親子を見てきました。
その中でも特に思い出に残る親子が2組います。
1組目は「先生、この子東大にいけますか?!」と、
2歳の男の子を前にお母さんが真顔で何度も言ってこられた親子。
『お母さん。東大にこの子が本気で行きたいと思うようになったなら、
いける日が来るかもしれません。
しかし、今のお母さんの言動を直さなければ東大にたどりつく前にこの子の心が壊れてしまいす!』
と、私はお答えしました。
この親子は男の子が生後3ヶ月の頃お母さんが入院され、
2歳になってやっと一緒に暮らせるようにられたそうです。
私は、この子が2歳3ヶ月の時出会いました。
既に心が壊れ広汎性発達障害の中の小児期崩壊性障害だと思いました。
乳児の知能は、心の発達からなされていきます。
大切な0歳から3歳のときに、大人が関わり方を間違うと2歳で既に心が壊れ身体的成長も遅れがちになるのです。
0歳から3歳児の心を作るとは、親の言動そのものなのです。
常に美しい言動を心がけましょう!!
4歳からは感性を育てることが大切です。
豊かな感性を育てるとは、大人が子どもに素敵な美しい世界観を見せていくことではないでしょうか?
限られた時間の中でも美しい自然や美しい物、美しい言動の人に出会わせ環境を整えていくのが大人の役目ではないでしょうか。
2組目の親子は、実際に東大に合格した女の子とお母さんです。
5歳で初めて出会いました。
今で言う場面緘黙症(外では何も話せなくなるが家では話す心因性からくる脳の障害)でした。
お母さんが「この子は外ではまったく話しませんが、荒関先生には少しお話をするようで驚きました。」
とおっしゃってくださいました。
私は、どんな子どもにも心と脳を見て話すようにしています。
脳を見るとは、後ろに隠れているその子の親子関係です。
脳は怒られて育ったり、夫婦問題や嫁姑問題を見聞きして育っていると萎縮して固まっているように感じるのです。
この女の子のお母さんと、そんなお話をして根本を解決して頂きました。
中学生ぐらいから徐々に友達ともお話ができ、その後無事東大に合格しました。
東大に合格したから幸せになるのではありません。
脳が安心して育まれる環境があることこそが、幸せの根源なのです。
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