いかに早く正しく英語を話せるようになるのか

2018/07/26

「目の前に山があります。太陽を探してもどこにも見つけられないほどそれはかなり高い山です。頂上が遥か遠くに見えるので、目的地は自分でわかっていますが、どうしたら早く無事に到着できるのか困惑してしまいます。」

私は日本語を学び始めた当初、このような気持ちでした。

生徒達も英語を学び始める時はそのように感じているのではないかと思います。

私とは違う山を登っているにも関わらず、その思いには共感が持てます。

英語を話せるようになるには、できるだけ早い時期から英語に触れることが大切なのはもちろん、毎日コツコツ進むことも大事です。

その上、一度始めたら、途中で投げ出すことはできれば避けた方がいいでしょう。

高い山を登り始め、その途中で疲れ果てちょっと下りてみたとします。

しかし、やはりまた登ろうと思い直し再出発すると、また同じ土を踏まないといけません。

そのような時、大人もそうですが、特に子供は落胆が大きいです。

言語を学ぶことも全く一緒です。

正しい道を通りたいのはもちろんですが、ずっとまっすぐ続く道で進んでみても確実に頂上に到着できるわけではありません。

ガイドの同行があれば、正しい案内に沿って進み、いつか目的地に辿り着くことができます。

しかし、いつもその案内に従っているだけでは、目的地まであとどれくらいなのか、現在どのくらいの高さまで来ているのかなどを把握することは難しいのです。

それを意識していないと、もしかしたら途中で挫折してしまって山を下りようとすることもあるかもしれません。

つまり、私達講師は生徒や保護者の方のガイドなのです。

私達は英語を学んでいく道を案内していますが、これから学ぶことや、どのくらい進展してきているのかを示すため、その過程を見せることも大切です。

どんなに小さな進歩でも達成感を感じてほしいと願っています。

インターナショナルリーディングコースで2ヶ月に1回出している宿題には、その間授業で学んだ文法がすべて入っています。

インターネットで私の顔を見ながら、リピートしたり質問に答えたりする宿題をよくやると、2ヶ月でどのくらい進んできたか生徒が把握することができます。

他にMIRAIの四技能テストや英検の成績、クリエイティブライティングコースの級や授業で読んでいる英語の本の難しさのレベルなどにより、自分のレベルを知ることができます。

そして、毎回一歩ずつ進むことを生徒に伝えたり良い点を褒めてあげたりすれば、達成感を味わうことが出来るはずです。

そうすると、彼らはその目の前にある巨大な山に、本当に登れると信じるようになるのです。

 

 

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