読解力は6 歳までが決め手 しかし読み方を変えればまだ伸びる!

2017/05/07
小学生に国語のテキストの中の文章を少し読ませると、ご家庭で絵本を読んでもらって育てられた子とそうでない子がすぐに分かります。
読解力は6歳で既に決まってしまうと、私は感じています。
6歳までに楽しく絵本をたくさん(1日5冊以上)読んでもらえたお子さんは、どのような内容の文章でも抵抗なく読みこなします。
しかし、あまり絵本を読んでもらえなかったお子さんは、読みながら内容を理解していくということ自体が難しいのです。
そこで、そうしたお子さんには指で文章を追うことを指導しています。
絵本には、注視能力を高めるといった効果があります。
近年は、ママがスマートフォンやテレビを見ながらの授乳が増えています。
赤ちゃんと目を見合わせることが減ってきているため、子ども達の注視能力が落ちている傾向にあるのです。
私が子ども達に国語の指導をさせて頂く際には、まず読み方のチェックをします。
上手に読めない子には、指で文章を追って読ませることをさせます。
すると、徐々に上手に読めるようになってきます。
つまり、乳幼児期にママが赤ちゃんと目を合わせることや、絵本による注視の時間が少なかったお子さんを見つけ、低学年のうちにお子さん自身で改善させていく方法を指導するのです。
但し、6歳まで多くの絵本を読んでもらったお子さんとの差は、その後読解力に対してお子さんに3倍以上の努力を強いるをこととなります。
読み進めるだけで何が書かれているのかを瞬時に理解できる能力を作れるのは、ほぼ6歳までだと言えるからです。
どうか、時間の許される限り絵本を沢山読んであげましょう。
小学生では教科書の本読みをママと一行ずつ交互にしてみましょう。
まだまだ努力が必要だとお感じになられたら、指で文を追わせながら読ませましょう。
また、ママは感情を込めながら正確に読んであげましょう。
学ぶ上で、どの教科にも必要な読解力は遅くも小学3年生までに身につけさせてあげましょう。
最後に、国語の教科におけるMIRAIでの目的は人を感動させられる文が書けること、伝え合う力を持つこととしています。
つまり、本は想像力の源となるのです。

 

 

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