美しい目が欲しいなら

2016/10/26
美しい目が欲しいなら、人の良いところを探しなさい。
美しい唇が欲しいなら、優しいことだけを話しなさい。という言葉を女優オードリー・ヘップバーンは残しています。 
私の特技は、一歳以上の初めて会ったばかりのお子さんの本来持っているすばらしい能力を言葉にして表現できることです。
初めて会って10分程度で見抜くことができます。
これは、22歳で塾の先生になった時からでした。
勿論年を重ねるごとに指導キャリアを積みますから、見抜くスピードは短くなってきました。
お会いしたお子さんの保護者の方に、才能について感じた内容をお話すると保護者の方の目の輝きが増すのが分かります。
「会って10分で、我が子のことを親以上によく感じとってもらえるなんて驚きました︕」と皆おっしゃられます。
先日、新入スタッフの4 歳のお子さんがエンジェルコスモコースに入会してくださいました。
最初のレッスンをマジックミラー越しに、10分ほど見させて頂きました。
その時に感じ取った感想と共に、持って生まれた才能において感じたことをその新入スタッフに伝えました。
やはり、彼女の心が喜びで満たされたのが目を見て感じ取れました。
私の目は、子ども達の素晴しさを感じ取るための目です。
だから、22歳から58歳の今も私の瞳はキラキラしていると毎日感じます。
また出会う人たちによくそのように言って頂きます。
では、何故私が一瞬でそれぞれの子どもの持つ才能を感じ取れるようになったかというと、それには理由があります。
私は、両親が共働きだったため、3歳から6歳まで近所に住む祖母の家で月曜から土曜まで育ちました。
祖母の家は、今で言うコンビニエンスストアーのようなよろず屋をしていました。
幼いながら店番をしながら人間ウオッチングをかなりしていたようです。
一人ひとりの顔をじっくり見て『変わった顔︖︕』と失礼にもいい続けていたそうです。
つまり、一人として人間には同じ顔はないということに、幼いながら気づきそこに感動していたのではないかと推測します。
また、家に帰れば祖母の家の家風と我が家の家風の違いに気がつきました。
今思えば「親戚留学」みたいなものです。幼くして気づきの目を持てたのかもしれません。
「人の素晴しさに感動する心」 が持てたら自然にキラキラした目になれます。
子どもの頃に親兄弟から傷つけられて育ったことで偏屈になってしまった人がたまにいます。
そういう人には、優しい言葉だけを言い続けるのは難しいです。
でも、厳しい言葉だけでは「北風と太陽」の北風でしかありません。
状況が良くなることはないのです。
だからせめて自分の口からは美しい言葉だけを発していくと、心がけていきたいものです。
自分が心から変われば周りが変わっていくのは本当だからです。
今の私の使命は若い講師陣の目がよりキラキラ輝くために、私が彼らの才能を見抜きそれを真心からの言葉にして伝え続けていくことだと感じています。
また、それが子どもたちのための教育を後世へ繋げて行くことだと思っています。

 

 

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