小学校受験と五感を高めること
エンジェルコスモの直営校では、今年で18回目の小学校受験生指導が始まりました。
受験と言いましても、小学校受験とは結局のところ保護者自体の受験と言えます。
従ってレッスンを通じ、保護者の方に子育て自体を再度考え直して頂くことになります。
学生時代に、成績が伸びる生徒の基本は自分の弱点を克服することに着眼し実行した生徒です。
それと同じく保護者の方が母親として子どものためにどれだけの気づきを持って変わっていけるかなのです。
指導させて頂く我々は常に全員の合格を考え、早め早めに改善点を伝えて行きます。
しかし、なかなか聞き入れて下さらない方もおられます。
倍率が高くなりそうな年は通常なら見過ごすような点までも、注意して改善を促します。
保護者の方はなぜそこまで言うのかお分かりになられない方もおられます。
私たち知育指導者は、子ども達に受験のための指導をしているのではなく知能を高める指導をしています。
しかし、保護者の方には、受験に合格するためのご協力をお願いしなくてはなりません。
このギャップを、よくご理解して頂き共に1年間を過ごして行きたいと願っています。
私たちがいつも1番大切に思うのは、五感です。
五感は、0歳から3歳までの子育てによって大きく差がでます。
この五感が育っておられないお子さんに如何に五感を付けて行くのかということがポイントになります。
小学校受験において、最も重要視されるのは意外にも運動能力と記憶力です。
これは、3歳までに子どもとたくさん遊び多くの語りかけをしてこられたのかが1番わかりやすいところだからでしょう。
うんてい、縄跳び、ボールつき、平均台これらに対する連続指示行動など。
根本の記憶力と理解力を試されます。
直営校に入会前の3歳までの子育てを推測して、保護者の方にはご協力を願うわけです。
そういう意味で、変わっていただくのは保護者の方なのです。
子供たちは、通常レッスンや講習会、模擬試験を通してどの子も素晴らしい成長を毎年みせてくれます。
合否など関係なく能力の大きな開花を感じます。
だからこそ、
今まで18年間絶対に忘れてはいけないと肝に命じているのが、
受験のためのレッスンではなく能力自体を伸ばして行くことなのです。
昨年度地元国立附属小学校に兄弟姉妹が既に通学している割合が、8割以上ありました。
そのためか直営校の合格者の平均IQが140だったこと自体が、
0歳児から3歳までの子育ての大切さを物語っているのではないでしょうか。
知能は3歳までに70%が完成しているといわれることにもつながるでしょう。